引っ越して泣いて、そして笑うまで。

今週のお題「引っ越し」

 

こんばんは。

わたしはいま住んでいるところが故郷ではなく

10年ほど前に旦那さんと同棲する為に

ここに越してきました。

右も左も分からない

知り合いも誰ひとりいない

そんな土地へひとり踏み込み

でもきっと何とかなる、大丈夫だ!

と、根拠無い自信だけを携えて新しい生活がスタート。

けれど、現実は決して甘くはありませんでした。

元々わたしは心身ともに弱いので薬は必須で病院を探さなくてはいけないのに

ただひとり頼れる旦那さんは病院に疎かったので、いつ持ってきた薬が切れるか恐怖でしかありませんでした。

取り敢えず内科と精神科を何とか見付けて

次は美容室。

探しに探したけれど運が無く

自分に合ったところが見付けられず断念。

スーパーは幸いな事に比較的近い場所に数件あった。

小さなアパートで、虫と共生するようなアパートで実家では何ひとつやってなかった家事を慣れないながらも一生懸命やって旦那さんの帰りを待つ日々。

でも、そんな旦那さんはご飯食べて寝る為だけに帰ってくる感じで、会話らしい会話もなく無情な1日が終わっていく。

…寂しくて、おかしくなりそうでした。

 

それから色々あって

本当に色々あって

無事に結婚出来て

この地での友達はいないけど

わたしの悩みから愚痴まで自ら聞いて来てくれる内科医がいるクリニックと出会い

わたしの要望をいつも素敵に叶えてくれて

アニメの話が合う美容師さんがいる美容室も見付けて

スーパー以外にも色んなお店の場所を覚えて

今や地元民の旦那さんより地理も詳しくなって

毎日が楽しいです(๑>◡<๑)

引っ越して来て良かったなと今は思えます。

料理の腕も旦那さんだけでなく、お友達からも褒められるぐらい上達しました。

お菓子作りも今や趣味のひとつとなりました。

引っ越して来た当初の期待は砕けたけど、

今は砕ける前より希望は輝いています。

家族に会えない寂しさは確かにあります。

去年末あたりに3年ぶりにやっと会えたし。

でも、それでも今は笑って旦那さんと暮らせているから。

きっとそれが全てなんだと思います。

旦那さんを信じて、この地に来て良かった。

 

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…と、

ビスコッティをカリカリ食べながら

そう思う夜でした。